キャンプグラウンド

キャンピングカーといえばアメ車ということで、アメリカのキャンピング旅事情を書きます。全米には、約3万ヶ所ものキャンプグラウンドがあります。分厚い電話帳のようなディレクトリーがあり、場所、設備、料金等が記載されています。利用できる期間が限られている場所と、年中無休で開いている場所があります。他に、メンバーシップに入ればディスカウントがあるキャンプ場も多いのでかなり有効でしょう。設備の整った所から、何か出てきそうな雰囲気の所まで、ピンからキリまであります。アメリカの休日はほとんど全て月曜日に設定されているので、休日を含む週末は事前に予約を入れておかないとひどい目に遭うことも。プライベートのものとステイトで管理しているものに 分かれ、前者の方が設備がよい分料金は高い。ステイトパークは期日限定で利用できるものが多いです。どちらの場合も、たいていは、日がな一日、オーニングの下でのんびりしているようなおじいちゃんおばあちゃん達がいるので、治安は結構よいです。

ライフスタイル

アメリカでは中古のスクールバスを買って旅に出る青年までもいます。さらに、クルマを住居に改造してしまい、生活の場を移してしまっている人もいます。そんな人達はどんな生活を営んでいるのでしょうか。例えば、こんな人がいます。トムさんは2万ドル(約216万円)で中古のキャンピングカーを購入し、時間をかけながらも車を改造しました。電源は基本的にソーラーシステムから供給していますが、場合によっては電気を購入することもあるそうです。毎日ジムに通ってシャワーを浴び、洗濯物を持って帰ってから、自宅となるキャンピングカーの中でプログラミングの仕事をして生計を立てているようです。このようなキャンピングカーでの生活は、効率的だし、何が大事なものなのかを教えてくれるとトムさんは言っています。アメリカ・サンフランシスコ周辺では、家賃の高騰と空室率の低さから、通常の住宅を捨てて自動車に住み家を移す人が増加しています。法的には問題も残ってはいますが、協力的な人のおかげでこのようなライフスタイルを送ることが可能なのです。博士課程に通っているのような人でも、度重なる家賃の高騰に悩まされ、そのつど学校から遠く離れた場所への引っ越しを強いられてきたことから、自動車での生活を始めている人もいます。